都会では売れないウォーターサーバー
ウォーターサーバーは都会では売れません。正確に言うと売れるのですが売りにくいといえます。
その理由は地方と都会の情報リテラシーの差に有ります。
都会でも特に23区内は更に売れません。
人口が多いので顧客の絶対数は多いのですが売れる顧客層ではないのです。他の記事でも述べていますがウォーターサーバーは「無くても困らない」商品なので衝動的に購入してもらわないときっかけが掴めません。しかし、23区内に居を構えている人他達は他のエリアに住んでいる人々よりも所得水準が高いといえます。所得水準が高いということは教育水準も高くなり、必然として頭のいい人が多い傾向が有ります。
その人たちは情報リテラシーが高く自分の感情をコントロールする能力に長けているため衝動買いをする可能性が低い人達だといえます。ウォーターサーバーは冷静に分析すると必要のない商品に分類されてしまう為、彼らの選択対象から外れてしまうのです。
これは訪問販売では「あるあるネタ」ですが、例えば相模原市と町田市ではどちらの方が訪問販売が売れるか?という命題があるとします。土地勘の無い方のために解説をすると、この2市は隣り合っており、両市共に都心のベッドタウンです。神奈川県相模原市と東京都町田市となります。ちなみに東京都町田市のほうが住宅価格や家賃は断然高く、住人の所得も高い傾向があります。交通の便等はあまり変わりません。
ではどちらで商品が多く売れるでしょうか?
この答えは「相模原市」です。
セールスを知らない人は所得の高い「町田市」と答えます。しかし正解は所得の低い「相模原市」です。もう理由はおわかりですね?町田市の住人の方が所得が高いため、頭がイイので衝動的な買い物はしないのです。ですから訪問販売では物を買いません。
お金を持っていることと、消費することは必ずしもイコールではありません。
ですからウォーターサーバーは都会で売れるとは限らないのです。むしろ都会では売れにくいといえます。
所得の低くなり過ぎない地方都市は最も美味しい市場と言えるでしょう。
ウォーターサーバーの販促でよ〜く考える必要があるのは、
「どうやって売るのか?」ではなく「だれに売るのか?」です。更に言うならば「どこで売るのか?」です。
売れる魚のいる生簀を上手に見つけられる船長が成功します。釣り方のテクニックや釣り竿の性能はあまり関係ありません。
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