リッケンバッカー330塗装のべた付き解消の為に
こんにちは。くまおさんです。
今回の記事はウォーターサーバーにさえ全く関係のない記事です。
くまおさんの備忘録として&同じようなことで困っている人向けに書きます。ウォーターサーバー関係者は気にしないでください。
興味のない人には全く面白くない内容です。
さて、くまおさんは昔ギターを弾いていました。
中学から大学卒業くらいまでです。
ここ10年くらいはギターに触るのは年に2回くらいという状況です。そんなくまおさんですが、最近ギターを買いました。
それがこちら。
くまおさんと同年代でバンドをやっていた人ならわかると思う!そうhideシグネチャーモデルのバーニーモッキンバードです。
オークションでかなり安く落とせたのでなんとなく買っちゃいました。大人買いです。わずかに順反り。そんなにシビアな弾き方をするほどテクニックはないので問題ありません。
でね、このギターがとても汚れていたので分解して清掃していたわけです。そこでふと思い出しました。
「リッケンバッカーがあったな・・・。」
くまおさんが18歳?頃にお茶の水(※楽器店が多い事で有名)の下倉セカンドハンズ(中古ショップ)で買ったリッケンバッカー330ファイヤーグローがハードケースに入れっぱなしで眠っているはず!
リッケンバッカー330
当時、中古で12万円でした。
アルバイトしたお金と、祖母がくれたお小遣いを合わせて購入した記憶があります。
本当はリッケンバッカーを購入するつもりはありませんでした。一番欲しかったのはギブソンレスポールスタンダード(チェリーサンバースト)。しかし予算が届きません。
そこで第2希望としてフェンダーUSAのストラトキャスターかフェンダージャパンの新品を狙ってお茶の水へ向かいました。
するとくまおさんの予算内でリッケンバッカー330が壁にぶら下がっています。
リッケンバッカーなど全く考えていませんでした。ビートルズのイメージが強いこのギターは高すぎて全く論外という感じです。
同じ値段でフェンダーストラトかリッケンバッカー330となるとそりゃあ当然リッケンバッカー330だよね!と即決。
弾き心地や音色などは一切無視です。とにかくカッコいいからという理由でリッケンバッカー330を買ってしまいした。
その後大事に使いましたよ。大事にしすぎて屋外のライブでは絶対に使いませんでした。だって、雨が降ったら怖いもん。
一時期くまおさんの家にはギターだけで10本以上あったので、屋外ライブは安いギターで演奏しました。
ちなみに、ギターの値段はピンキリなのですが何が違うのかというと「カッコよさ」が違います(笑)。
正直に言って音の違いなんてくまおさんには分かりません。アコースティックギターならまだしも、エレキギターなんてアンプやエフェクターを通してガンガンに音を変えるので元の音ってなによ?と感じています。
むか~し、バンド関係の友人が「古いギターは乾燥しているから鳴りがいい」などといっていましたが、電気信号に変えている時点で「鳴り」とかあんまり関係なくない?と感じてしまうくまおさんです。
ギターの音は「好み」の問題だと思います。
弾きやすさという点では様々ありますが、これはあまり値段は関係ありません。
でも、高いギターは持ってみると分かります。「うぁ~このギター高そう~」ってなります(笑)これは本当です。
ヴィンテージなどは除外したとして、メーカー名を隠して10本のギターを並べてもらえば大体価格通りに並べられると思います。(多分ね)
リッケンバッカーは指板まで塗装コーティングされています。こんなギターはリッケンバッカー位です。持ってみると分かります。高そうです(笑)
そんな思い出のギターを約10年ぶりに引っ張り出したところ・・・表面塗装がくすんで艶消し状態になっています。折角のファイアーグローが台無しです。くすんでいるだけならいいのですが、なんだかべた付きます。
べた付くというほど悪化はしていないのですが、「ペタペタ」する感じ。
1996年8月製造のギターなのでもう20年以上前です。
スチール定規でネックのそりを確認したところ、全く反っていませんでした。やるな~リッケン。当時の記憶はないのですが弦をある程度緩めて保管していたからだと思います。
ケースに入れていたので埃はさほどかぶっていません。しかし艶が全くないので恐る恐る分解しながら磨いてみます。
ちなみにこんな高級ギターを分解したことなどないので怖いっす!
黄ばんだプレート。これはもう無理だね。味だと思ってそのままにします。
ギターメンテナンスキットなど遠い昔になくなってしまったので、ほぼAmazon買いなおし。
今回はギブソンのポリッシュで磨くことにしました。
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ラッカー仕上げにも対応できると記載があります。そこで一生懸命に磨きましたが・・・。
艶が出ない・・・。光にあててみると細かい傷や油膜が残ってくすんでいる模様。
もう塗装がダメなのかな~とテンションが下がりました。ベタベタもマシにはなったものの解消はしません。
「よし、リッケンバッカーに聞いてみよう!」という事で、リッケンバッカーウェブサイトのお問合せフォームに症状を記入してメールしました。するとリッケンバッカー日本総代理店㈱山野楽器 海外営業部さんからメール回答が届きました。
くまおさん;「ハードケース内で10年放置したら艶消し仕様になっちゃった~何とかならない?」
山野楽器さん:「預かって確認しないと何とも言えない。ただ過去の経験上、ハードケース内の繊維と反応して塗装が軟化しているのかもしれない。その場合は旧塗装を剥いで塗りなおし。」
くまおさん:「そんな恐ろしい金額がかかりそうなことは出来ない・・・ところで、塗装はラッカー仕上げなの?」
山野楽器さん:「うちが代理店を始めたのは2013年なのでそれ以前の事はちょっとわからない。これまでもリッケンは予告なく塗料を変更してきた。ちなみに2013年以降はポリウレタンとポリエステルと使い分け塗装している。」
!!!!まじか!
くまおさんは今までリッケンバッカーは当然ラッカー仕上げだと思っていました。
くまおさんのリッケンは1996年製なので違うかもしれませんが、経年劣化の塗装割れ等もないのでやっぱりウレタンかなと思います。そういえばゴム製のギタースタンドに立てておいても大丈夫だったような・・・?
いずれにしても何とかならないかな~と思い、ネットを徘徊したのですがあまり有力な情報がヒットしません。というのも、リッケンバッカーはそもそも所有者が少ないので情報があまり出てこないんですよね。
そこで色々と検索して「オールドギター ポリッシュ」キーワード検索で引っ掛かったポリッシュがこちら。軟化したラッカー塗装のギターにも利用できるという触れ込みです。
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早速届いたので目立たないところでテストしてみました。
まずこちらが磨く前です。くすんでいるのが分かりますか?これでもギブソンポリッシュで入念に磨きました。
それがフリーダムポリッシュで磨くとこんな感じになります。
左側の角部分をフリーダムカスタムギターのポリッシュで磨いでいます。右側の角はギブソンポリッシュです。
なんと、往年の艶が戻ったではありませんか!
どうよこれ。結構違うでしょ?
このポリッシュは含有成分の記載がないので詳しい事は分かりません。
ただ利用している感じとしては研磨剤ではない気がします。何やら溶剤で表面を薄く溶かしているのではと感じています。
まだ磨き後数日しか経過していないので100%安心とは言い切れないかもしれませんが、問題はなさそうです。
余談ですがくまおさんの弟はくまおさんよりもギターに詳しいです。
彼にこの件を話したところ。
「スゲー!ピカピカじゃん!あっ、フリーダムカスタムギターのグッズなん!?すっごい高いギター作ってる会社だよ。」
と言っていました。
実績のある会社の様で安心です。
そしてメッキパーツはこちらでメンテナンス。
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こんな感じでメッキの輝きが戻りました。研磨成分は入っていないのでメッキ剥がれの心配はありません。
くまおさんと同様にしてリッケンバッカーをハードケースにしまい込んで塗装がべた付くようになってしまった同志の為。
この記事きっと役に立つと思います。
リッケンはラッカーじゃないらしいよ~
くまおさんの弟の家へ行ったらギブソンSGのゴールドが置いてあったので5歳児に弾かせてみました。グレコじゃないよギブソンだよ。
でもその横に40年前のやたらと重いスルーネックのグレコが置いてあった。きっとそちらの方が楽器としての質は上なんだろうな~。
5歳でギブソンに触れらることなんて普通はないからね!まあそんな事子供からしたら関係ないんだけど。。。
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