コスモウォーター200億買収は過大評価

オリックスがコスモウォーターを買収した話は業界では有名です。
買収金額は報道によるを200億円。これによりコスモウォーターを運営するコスモライフ(兵庫県加古川市)のオーナーである織田氏は経営から退きます。

言うなれば・・・神業!
ウォーターサーバードリームです。かつてウォーターサーバーでここまでまとまった金額を稼いだ会社があったでしょか?
例えば業界1位のクリクラは年間で2億円の黒字を出すので精一杯。(※今年は赤字っぽい?)という事は・・・100年分の利益です。

現時点のコスモウォーターにそこまでの価値が有るのかどうか甚だ疑問です。確かに天然水NO1メーカーですから利益率はそれなりに高いと考えられます。おそらくお水の製造原価は200円を割っているでしょう。それを約2,000円で販売しているので粗利は大きいはず。
とは言ってもお水は低価格商品なので膨大な利益には繋がりにくいです。

オリックスとしてはコスモウォーターの30万軒の顧客網を活かして、クロスセルや海外展開をすることで事業を拡大しようと考えているのでしょう。でもな〜クロスセルってほとんど上手くゆかないんですよね。
コスモウォーターはワンウェイですから顧客を顔を合わせているわけではありません。ですから自社顧客とはいってもそこまで関係性が強いわけではないんですよね。ですから楽天やamazonと同じ立ち位置。そうなるとクロスセルでも楽天やamazonで買いますよね。

どうも各会社の幹部たちは顧客囲い込みは簡単にできると勘違いしているようです。
上記のような理由からコスモウォーターの顧客にオリックスのサービスをクロスセルするのは難しいでしょう。

ということで、まず買収によるシナジーは☓です。では海外展開について考えてみます。
これも短絡的に「中国に日本の水を持ってゆけば売れる。そう世界遺産の富士山だ!中国には日本人口と同じくらい富裕層がいる!」みたいな感が変え方なのでは無いでしょうか。
もしもそうだとしたなら、これは言うまでもなく☓ですね。
なんだかどこの会社も同じようなことをしたがります。確かクリティアとザ・トーカイ、トーエルも同じように中国でも宅配水ビジネスに手を出していますが全くうまくゆきません。まあそんなものでしょう。そのうちクリクラやアクアクララも手を出して失敗するのではないでしょうか。もうこれはパターンですね。コスモウォーターも同じことをするとしたら経営陣は完全に無能ですね。

次に代理店展開についてです。くまおさんは代理店展開を専門にしていましたのでウォーターサーバー事業に興味を持つ会社の属性を概ね把握していますがおそらくオリックスが想定している企業レベルの会社はウォーターサーバー事業のようなブルーカラーの事業には参入しません。ブルカラーな上に利益回収に5年以上かかり、なおかつ売上高が小さいビジネスなので全く興味が無いのです。

それでも参入をするのはインフラ系の待ちのビジネスを行っている会社。そう鉄道会社です。
でもね・・・鉄道会社は顧客獲得なんて出来ませんので。彼らの企業属性では無理です。他にはマンション管理会社あたりを狙うかもしれませんね。大京がグループ内に有りますので上手に活用すればなんとかなるかもしれませんが、マンション販売からすればゴミみたいな金額なので販売側が取り扱いを渋るかもしれません。

とまあ、色々と好き放題書きました。
多分200億円での買収は過大評価です。

買収を決めた担当者は後で後悔することになるでしょう。また30万件も全国人散らばった低額商品購入者のクレーム祭りがまもなく始まる予感がします。新社長は大変だな〜。織田一族すごいな〜。ほんと、神業。

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