クリクラとアクアクララが合弁会社を設立【くまおさん考察】
やっとですね。動きがありました。クリクラとアクアクララが購買・製造効率化系の合弁会社を設立するようです。
今後の流れをくまおさんなりに考察します。
※2017/6/2追記
この記事はかなり読まれているようです。両社の関係者が多いのかもしれません。好き放題書いてごめんなさい。
製造、購買系の会社なので業績回復にはあまり寄与しないと、くまおさんは見ています。
なぜなら両社のボトルネックは製造購買ではなく「販売」だからです。製造購買に関してはすでに両社ともに業界最大規模です。イノベーティブな経費削減は見込めないでしょう。
そもそも昨年8月に業務提携を発表しているので今更感があります。今後見込まれる流れとしては、両社で共同開発のサーバーリリースといったところでしょうか。でもそのサーバーはきっとダサいです。残念。
アクアクララ株式会社との合弁会社(子会社)設立に関するお知らせ
多分・・・この手の合弁会社は将来的に両社の部長クラスの天下り先なり、高コスト体質のお邪魔部署になるんだろうな~などと勝手に推測しています。まあ、こういうのはパターンなのでどのような会社でも起こりうる話です。
一方、これによってクリクラのアクアクララ買収計画が着実に動き出したと思います。
というのもクリクラ側から出ている代表者が前ナック社社長の寺岡氏だからです。元トップを駆り出すというのはなかなかの人事だと思います。という事は・・・買収への布石ですね。
クリクラに限らずリターナブルメーカーは顧客増加が完全にストップしてしまい厳しい状態です。
既にプレミアムウォーターに業界トップを奪われているかもしれない現状で、クリクラとしては業界1位を死守したい思いがあるでしょう。しかし現在クリクラの力ではおそらくそれは難しく、幹部陣もそれを認識しているはずです。
そこで登場する解決策が業界同業他社のM&Aという事になります。
クリクラの母体であるナック社はここ数年、別部門ではM&Aを積極的に行い売り上げを拡大してきました。
ウォーターサーバー事業に関してはまだ他社買収には手を出していないようですが、これから積極的に乗り出すのではないかとくまおさんは考えています。
というのも、ウォーターサーバー業界は東日本大震災で大きく売り上げを伸ばした会社がありますが、それらの多くはその後顧客数を増やすことが出来ず苦しい経営を強いられています。
震災から年月が経過し、そろそろ事業を手放したいと考える経営者がいても不思議ではありません。
クリクラにとって一番手っ取り早いのは「アクアクララ」の買収ですが、長年の遺恨がある為少しずつ距離を縮めながらその機会を伺うと考えられます。
それと並行してその他のメーカー買収は水源買収を計画し始めるのではないかな?と思うのです。
クリクラの政治力が勝つのか?プレミアムウォーターの営業力が勝つのか?アクアクララは既に蚊帳の外なので今後は2社の動向に注目です。
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