ウォーターサーバーの儲け
ウォーターサーバーの儲けのカラクリは「ストックビジネス」です。
ストックビジネスは面倒で時間がかかって、面白くないビジネスなので多くの人が嫌がります。
ウォーターサーバー事業の粗利は概ね3〜5割程度なので悪くない利益率です。しかし、ここにかかる人件費が馬鹿にならず多くの会社経費倒れして事業撤退してゆきます。
最近の大きい撤退で言うと、キリンアクウィッシュですね。これはフレシャスのOEMでしたが、数年展開して撤退しました。
その他にも西日本鉄道はコスモウォーターのOEMで「iesui」と言うブランドを展開していました。こちらもあえなく撤退です。
ウォーターサーバービジネスはゲスいやり方である一定まで顧客を伸ばさないと難しいビジネスです。最近フレシャスがAUと資本提携してからかなり「ゲス」くなりましたね。多分顧客数は相当伸びると思います。
ただし、携帯電話の顧客層とウォーターサーバーの顧客層は若干違うと思うんだよね・・・。おそらくこれからフレシャスは大量の不良顧客に頭を悩ませる事になるとお思います。
だって、AUショップのお姉さんがウォーターサーバーの複雑な販売規約を把握しているわけ無いですから、取り合えず一人暮らしや若者にも契約を勧めているのではないかな〜と。そうなると客層はかなり悪いですね。携帯電話と違い「飲む」事をしてもらわないと商売上がったりです。携帯電話は所有しているだけで課金できますがウォーターサーバーはそうは行きませんからね。
プレミアムウォーターの様に元々光通信系の営業会社がイケイケどんどんで営業マンを追い込みながら営業させないと顧客は取れないでしょう。3〜5年で儲かる事業ではありません。
ウォーターサーバーの事業収支は10年スパンです。その長い年月を耐えられるなら参入はOKです。3年以内に黒字化を目指したいなどと考えているならばほぼ無理なので、ウォーターサーバー事業は諦めてください。
代理店開発担当者が3〜5年で資金回収できるシミュレーションを作成してきたとしても、それは残念ながら虚像です。
くまおさんは実際にシミュレーションをよく制作していたので分かります。
騙されるなよ!
最近のコメント